"Sing Sing Sing (With a Swing)" - The Benny Goodman Orchestra。

sing sing singのアレンジをしているんだけど、Benny Goodman Orchestraのテイクは改めて聴くと素晴らし過ぎる。

Louis Primaの原曲の時点でどこまで作り込まれていたのかわからないけど、このアレンジは完璧過ぎて感動する。

メインのテーマは意外と最初の(AABA)32小節だけで、その後は出てこなくて、イントロから入る印象的なドラムパターンが各メロのセクション間をリセットしながらダンサブルなスウィングのグルーヴを維持。

Benny Goodmanの見せ場、木管金管の対位、低域中域高域の各管セクションのミニマルなリフでの絡み、間隙を縫うピアノの入れ方、楽器の増減によるダイナミクスの変化、パーカッシブなフレーズとフーガとかカノンみたいなメロディックなフレーズの使い分け、オルタード系の音の動き、なによりもこの時代でこのドラム。

このテイクの圧倒的な部分を担うGene Krupa知らなかったんだけど、ドラマーにとっては知るヒトぞ知る神なんだってね。

この感じを4管+4リズムでと言われても…。